院長ブログ
2011年04月23日 土曜日
知覚過敏症と虫歯の見分け方
満開だった桜も花を散らし、本格的な春が到来しました。
風呂上りのビールが一段とおいしい季節となり、グビっと一口飲んだ後に「あれ、歯がしみる。ムシバか?」と心配になった経験のある方も多いのではないでしょうか。
最近は知覚過敏症という病名も認知されるようになり、虫歯ではないだろうと自己判断してしまう方もいらっしゃると思います。
ではどのように見分けたら良いのでしょうか?
残念ながら自覚症状では判別できません。なぜなら痛みの性質が同じだからです。
歯頚部知覚過敏症は、本来歯肉の中におさまっているべき象牙質という層が、歯周病などの何らかの原因で露出してしまい、冷刺激などに痛みを誘発されるようになった状態。一方ムシバは原因菌の出す酸によって歯の表面が脱灰する(溶けてしまう)病気で、象牙質に達すると同じ様に痛みが誘発されるからです。
それでも自分で判断したいのならば・・・
歯ブラシに冷水をつけて知覚過敏と疑われる歯の歯と歯ぐきの境目に当ててみる。痛みがあるのに変色などの異変が無ければ知覚過敏症の可能性が高いでしょう。
いずれにしても病因を特定してケアをしなくてはいけませんので、放っておくことはできませんね。
六本木で定期的なお口のチェックをご希望でしたら、六本木歯科医院までお問い合わせください
投稿者 六本木歯科医院 | 記事URL