院長ブログ
2012年05月28日 月曜日
今さら訊けない歯の疑問?
某小学校の歯科校医をしており、毎年6月の『歯の衛生週間』に合わせて、児童に講話をしております。
今年は、小学生が口の中に関して、どのような疑問があるのかを知りたくて、疑問・質問を募集しました。
「様々な疑問や関心を持っているものだなあ」と、大変勉強になりました。
集まったのは、以下のような質問です。
「むし歯になりやすい人となりにくい人の違いは何ですか?」
歯を磨いていても、むし歯のなりやすさに個人差がある事を知っているのですね。
「むし歯はどうして黒いんですか?」「歯肉炎はどうしてなるのですか?」
むし歯を病気として認識し、歯を磨かないとむし歯だけでなく、歯肉炎にもなることを知っているのです。
「プラークはどうして付くのですか?」
小学生にしてプラークという言葉を知っていることが驚きでした。
「正しい歯の磨き方を教えてください」
小学校で歯磨き指導をしていると、しっかりと正しい磨き方をしている児童が意外と多いことに驚かされます。
「歯並びのいい人と悪い人がいるのはなぜですか?」「歯を白くするには、どのようなことをするのですか?」
小学生の時から、美や健康への関心が年々高まっているようです。早くから関心を持って、ケアすることは重要です。
などなど、様々な質問がありました。
「こんなことまで知っているのか!」とか「そうか、こういうことから説明を始めないといけないな。」とか、疑問に思っていることがわかって、大変勉強になりました。
何より、小学生の頃から、歯や口に対する関心が高まっている事に驚かされました。
いつも患者さんに対して説明をしながら、「こういう説明の仕方では、難しかったかな?」とか、「そんな低レベルのことから説明して、馬鹿にしてんのかなどと思われてないかな?」などと、自問自答しています。
わからないことは、どんな事でもご質問下さい。それは我々歯科医の勉強にもなるのです。
投稿者 六本木歯科医院 | 記事URL