院長ブログ
2015年04月17日 金曜日
お口の中の金属にご注意を
こんにちは。院長の大沼です。
寒い日々もようやくおさまり、春らしさとともに夏の予感も感じられるようになりました。
春になり新生活をスタートした方も多いと思われますが、皆さまお口のケアはされてますでしょうか?
「歯という歯を治しているから、これ以上むし歯になりようがない」と豪語される方もいらっしゃるかもしれません。
口中銀歯だらけで、ロボットになった気分だと・・・
そんな方も金属はむし歯にならないと安心せず、たまには鏡でチェックしてみてください。
口の中に金属が入ってるという事は、いつも金属をなめているという事なのですから。
先ずは金の詰め物もあるし、銀の詰め物もあるという場合。
金属には電位差というものがあり、種類の違う金属が口の中に存在すると唾液を介して微弱な電流が流れる事があります。
口の中が弱い乾電池状態になりますので、あまり良い事ではないですね。
そしてこれにより金属の融解と腐蝕が起こり易くなります。
もともと口の中は酸性になりやすく、金属の酸化、つまり錆びる事に気をつけなくてはならない環境にあります。
銀歯が黒く変色してきているという方は、場合によっては交換を考えた方が良いでしょう。
錆びた金属をいつもしゃぶっている事になりかねませんので。
腐蝕に強い金に統一する。あるいは金属を使わない詰め物に換えるというのが理想ですが、保険外診療になるので容易ではないでしょう。
ですので、こまめに鏡でセルフチェックをしましょう。
また定期的に歯科医院でチェックを受けた時に、金属の状態も診てもらう事も必要です。
投稿者 六本木歯科医院