院長ブログ
2011年09月14日 水曜日
歯ブラシの持ち方にご注意を
以前より口に対する関心がとても高まり、ランチの後もしっかり歯を磨くという方も多くなりました。
なるべく白い歯でいたいものだし、口臭も気になります。
しかし、しっかり磨く事と力をこめて磨くという事は違います。
「歯磨きにはいつも気に掛けていて、しっかり磨いてるのに歯肉炎になった」と来院され、
見てみると歯ブラシによる擦過傷だったというケースはよくあります。
よく磨いてるのに歯石がついてしまうという方も、少なくないでしょう。
これらはブラッシング圧、つまり力のいれ方が原因となっている場合があります。
しっかり磨こうと、手のひら全体でぎゅっと握って、歯ブラシを押し付けて磨いてしまいがちですが、
かえって効率よく磨くためには逆効果となります。
ブラシに弾力性があるのは、歯の間や歯肉との境のくぼんだ所に毛先を届かせる事を目的としているからで、、
押し付けた状態のまま磨こうとすれば、毛先の柔軟性が奪われ、すみずみまで届かなくなってしまうからです。
ペンを持つように歯ブラシを持ち、ブラッシングすれば、余分な力が入らず、歯ブラシの機能が十分生かせます。
つまり持ち方より、力の掛け方が重要ということです。
「歯ブラシの毛先がすぐ広がっちゃう」という方は、特に要注意です。
投稿者 六本木歯科医院